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取材記一覧

新緑の八戸・十和田湖・奥入瀬渓流 取材記

・新緑の風景を撮りたくて、八戸経由で十和田湖と奥入瀬渓流を
訪れました。撮影取材記として、ご報告させていただきます。
2013年5月の旅です。皆様のご旅行の参考になればと思います。


・5月28日、午前6時半ころ、八戸ラピアバスターミナルに到着。
すぐに、路線バスでJR本八戸駅に向かう。
目的地はウミネコの繁殖地の蕪島(かぶしま)と、天然芝生が広がる
種差海岸(たねさしかいがん)です。

7時37分 通勤通学で混雑している電車に乗り込む。周囲に注意しながら
途中からビデオカメラで外の風景を撮影する。
鮫駅で下車。駅舎は懐かしい木造で、駅のホームや駅舎の周囲を撮影。
駅前にはサメのモニュメントや、蒸気機関車の動輪が置いてあります。

駅前からのバスの時間までかなりあるので、歩くことにする。
十数分歩くと、赤い鳥居と小高い山の蕪島神社が見えてきました。
まだ100メートルくらいは離れているのに、ウミネコの鳴き声が
聞こえてきます。
カメラを取り出して遠景から撮影。近くの防波堤のユニット工事の
音が入るので、X-Y指向性マイクを取り出して装着する。
無指向性マイクは環境音を収録するには最適ですが、不必要な
特定の音が目立つ時は、かなり注意が必要だと思います。
蕪島神社の右側の砂浜から見ると、島全体がウミネコの住みかに
なっていて、すごい と思いながら撮影をし続けました。

蕪島海浜公園前から種差海岸遊覧バスに乗車。100円バスです。
海岸沿いに走り、景観の良いところでは止まったり、スピードを
落として説明をしてくれるのでわかりやすい。
約25分で種差海岸通りに到着。一面の天然芝生が目の前に広がる。
帰りはJR八戸線、種差海岸駅から乗車、本八戸駅から宿泊先の
送迎バスで、十和田湖に向かう。

国道102号の十和田湖おいらせラインを通過していく。
ビデオカメラで新緑の様子を撮影する。
スピードを出しているのと山道で揺れが激しく、映像が使えるか
どうかは、後でチェックしてみないとわからない。

約2時間で十和田湖に到着。チェックインをして荷物を置き、早速、
湖畔周辺の撮影に出かける。
十和田神社に参拝、家族と友人の健康を祈願。その後、
乙女の像を撮影して、午後5時頃に宿に戻りました。

大浴場の温泉に入って、夕食はバイキング形式。飲み放題で好きな
日本酒をコップで4杯ほど飲んで疲れを癒しました。
いつもビジネスホテルばかりで、温泉はしばらく入っていないので
今回は旅行らしいと思いながら就寝。

・5月29日、天気は晴れから雨に変わる予報。空は明るいのに宿を
出た直後に腕に水滴を感じる。傘を宿に置いてきたのですが、
なんとかもつと勝手に解釈をする。しかし、
あとで本降りになるとは、この時は思いもしませんでした。

休屋から子ノ口まで遊覧船に乗船。エンジンが大きいのか、3階の
デッキで三脚を立ててもかなりの振動が伝わってくる。また湖岸の
近くを走るので風景の流れが速く感じる。こんなことを思いながら
撮影を続ける。途中から手持ち撮影に切り替えて、船内や周囲の
風景を撮影。あっという間に45分が過ぎて、子ノ口に到着する。

午前9時30分、子ノ口から奥入瀬渓流に沿って歩き始める。
四月の吉野山の時から三脚を変えているので、荷物は幾分軽い。
心配なのは雨の降る時間と雨の量だけ。
しばらく渓流を左に見ながら遊歩道を進む。景観の良いと思った
ところでは必ず撮影をするので、なかなか前に進めません。
また、車の音が目立った時は撮り直しか、長めに撮影をするので
よけいに時間がかかってしまいます。
もうひとつ気になったのは、虫が寄ってきてレンズの前を飛んで
黒い影になってしまうこと。5〜10匹はすぐに集まってくるので
音を立てないように、手で追い払っていました。仕方ないですね。

周囲の景観が良く、新緑の中に渓流の音が響き渡ります。
万両の流れ、銚子大滝、九段の滝、など次々に撮影をしていきます。
雲井の滝のあたりから雨が降り始め、次第に強くなってきました。
新緑が雨に濡れると色合いが良くなっていいのですが、撮影は
たいへんになってきます。少々濡れるのは慣れているので、撮影を
続行。千筋の滝、九十九島、阿修羅の流れ、などを撮影しながら
午後2時50分ころ、石ケ戸休憩所に到着。

約9Kmの行程を5時間程度で撮影をしたことになります。
午後3時32分の十和田湖行きのJRバスに乗車。ここでも撮影開始。
バスはゆっくりと走るので揺れが少なく、有名なポイントでは
止まって説明をしてくれます。新緑の木々が流れて見える
車窓からの風景も、なかなか良いと思います。

宿に戻って温泉と夕食。モツの煮込みと豆腐が美味しく感じる。
野菜が多いのも私好みで食がすすむ。今日は日本酒コップ五杯。
近くに座っていた方と話し始め、世間話で時が過ぎていきました。
今日は足の痛みもなく、疲れもそれほど感じませんでした。

・5月30日、夜明け前からの強い雨と風で、晴れるのを待ち続ける。
午前11時ころ雨が上がってくる。昨日、撮り残した三乱の流れを
撮影する為に、JRバスで石ケ戸に向かう。雲が切れて陽射しが
時々差し込んでくる。その後、念の為に馬角岩から雲井の滝の
間を再度、撮影をしました。

・5月31日、宿をチェックアウトして、八戸に向かう。途中、
十和田市の駒街道で、桜並木の中に馬の銅像が見えました。
八戸では、櫛引八幡宮、八戸城跡の三八城公園、八食センターに
行きました。八食センターは品数が多く価格も安くていいですね。
探していたアイルーのストラップも置いてありました。
おみやげを買うなら八食センターかラピアが良いと思いました。
帰りの高速バスまで、居酒屋でお刺身をつまみに日本酒を飲んで、
午後9時30分、八戸を後にしました。


・八戸市 蕪島のウミネコの群れ

・ウミネコが一羽で鳴くと ネコの鳴き声と似ています

・八戸市 種差海岸、天然芝生が海岸の岩場まで広がります

・十和田湖畔の木々に包まれている十和田神社

・十和田湖遊覧船、運行本数は意外と多いです

・奥入瀬、銚子大滝 渓流の中で滝の幅が一番大きい

・奥入瀬、阿修羅の流れ 渓流で美しいとされるポイントです

・奥入瀬、九十九島 小さな岩がたくさんあります

・八戸市 櫛引八幡宮、南部総鎮守で国宝の鎧兜を所蔵

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