相模湾越しに見る冬の富士山

・相模湾越しに見える冬の富士山を撮りたくて、
いろいろと場所を探していました。
いままで行ってなかった葉山町がよさそうなので、
晴れのタイミングをみて、出かけてきました。
あじさい公園、神奈川県立はやま三ヶ岡山緑地の大峰山、
真名瀬海岸から見る富士山、どれもいいですね。
簡単にまとめましたので、皆様のご参考になれば幸いです。

・12月28日、朝から強い風が吹いて、雲ひとつなく晴れている。
午前9時20分、新逗子駅前から佐島マリーナ入口行のバスに乗る。
向原（むかいばら）バス停には、いくつかの行先のバスがあるので、
すいているバスに乗ればいいと思う。

・6〜7分で、向原バス停に到着。
ここから徒歩であじさい公園に向かう。
向原交差点には、古いタイプの郵便ポストがあり、その横に
「あじさい公園」の矢印の標識がある。

7分ほど道なりに歩くと、「あじさい公園入り口」の看板が
見える。住宅街の中を歩いて、上り坂にさしかかり、再度
「あじさい公園入り口」の標識があり、石段を登ってから
右に向かって、あじさい公園に到着する。

・冬なのでアジサイは咲いていないが、公園の片隅に
スイセンが咲いている。午前中で山の陰になって、陽射しが
届かないのが残念だ。
冬晴れの富士山がはっきりと見える。丹沢山地、江ノ島や
鎌倉の稲村ケ崎あたりも良く見える。
ここからは、富士山に対して葉山灯台（裕次郎灯台）と
森戸大明神の鳥居が左側になる。
富士山の周囲や手前の景色が良いと、絵になる。
海側から冷たい風が吹きつけてくる。体が冷えてきたので、
次に大峰山の上を目指す。

・大峰山は標高148m、相模湾に近い小高い山だ。
ハイキングコースになっていて、3つのコースがある。
あじさい公園側からは、その名の通り「あじさいコース」と
名前がつけられている。
冬の木漏れ日が射しこむ林の中をゆっくりと登っていく。
道は整備されていて歩きやすい。
ハイキングにはちょうどいいところだと思う。
約20分ほどで山頂広場に到着。

山頂広場からは高さがあるので、相模湾がよく見える。
いつも海岸近くで撮影をすることが多く、手前の海面だけ
画面に入る。ここは視点が変わって遠くの海面も見える。
また、森戸大明神の鳥居は見えるが、葉山灯台が山に隠れて
見えなくなっている。
富士山も相模湾もスケールが大きいので、もう少し高さが
ほしいが、これ以上は空撮など手段が変わってしまう。
歩いて登って見るから、これでいいのかもしれない。
夏の海は緑がかって見えることが多いが、
今日の相模湾の色は青が濃く、引き締まっていい感じだ。

・山頂広場には「あずまや」があって、他にも屋外に
椅子とテーブルがいくつか設置してある。
お弁当を持ってきたら、ゆっくりとできそうだ。
あずまやの中にアンケートがあったので、感想を記入して
ポストに入れる。
しばらくして、緑地の管理員の方の姿を見かける。
「今日は富士山がきれいに見えますね。」と話しかけると、
「そうですね。ところで、どちらから登ってきましたか？」
「あじさい公園の方から来ました。」と答える。
「あじさいコースは最短コースですね。真名瀬からだと、
　500段の階段があって、ちょっときついかもしれませんね。」
「展望デッキに行かれましたか？」と聞かれて、
「まだです。これから行きます。」と答える。

・展望デッキは標高124.4m、山頂広場からほぼ平坦な道を
歩いて5分くらいのところにある。
「関東の富士見100景」のプレートがある。
富士山の手前の相模湾が、山に隠れて一部しか見えないが、
江ノ島や大山がよく見える。

・展望デッキから先はすぐに急勾配になっている。
左側に一色海水浴場が見える。陽射しを受けて反射をする
相模湾がまぶしく輝いている。
少し歩くと西峰疎林広場に出る。ここは個人の所有地を
利用者に開放されているようだ。

・西峰疎林広場から先は、急な階段が延々と続く。
途中で休憩出来るところがないので、足の弱い方には
負担が大きいかもしれない。
下りなので楽ではあるが、カメラを持っているので、
慎重にゆっくりと降りて行く。
これが登りだったら、いい運動になると思う。
また、雨の日や雨上がり後は、滑りやすいので要注意だ。

・西峰疎林広場から10分ほどで、真名瀬海岸に出る。
正面に富士山が見えて、鳥居と灯台が右側になる。
灯台と鳥居が近いので、また違った雰囲気になって
いいと思う。

・向原でバスを降りてから約2時間ですが、きれいな富士山を
見ることが出来ました。また、適度に高低差があって
良い運動になりました。また来たいと思います。